沖縄本島で最もよく潜っていたポイントの一つ「砂辺」で撮影しました。
このポリプは僕もかなり気に入っていています。
なぜかというと、まずポリプ自体の真ん中が黄色で、本当に花のように見えます。
それに加えて背景がすごく面白んです。
ピンクやオレンジ色の部分があって、少し角度を変えただけでコロコロと背景の印象が代わり、色々と試しながら楽しむことができます。
ところで、「ポリプ」は常に花が咲いたような状態になっているわけではありません。
前回のポリプの写真でも書きましたが、花が咲いているような状態は「食事中」です。
お気に入りの被写体なので「砂辺」に潜る度にチェックして、花が咲いていたら撮るようにしているのですが、結構な確率で「咲いていない」時があるんです。
また、咲いていたとしても三分咲きだったりすることもあり、潜れば必ず撮影できるとは限りません。
しかも、少し撮影しづらい奥まった場所にあるので、撮影している最中に意図せずに触れてしまったりするとあっという間に閉じてしまうこともあります。
毎回同じ場所にある動かない被写体で、水深も浅くて安全なので粘って撮影できる環境にあるのですが、上記の理由でなかなか思い通りにはならないのがまた魅力的です。
そんな思い入れのある被写体で、何度何度も撮影してきた中でのお気に入りの一枚です。
Nikon D300 & 85mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/5,1/250,ISO200)
ちなみにAPS-Cセンサーで最短撮影距離(等倍)ですので、どれほど小さな花か想像してみてください。