思い出の一枚【唐馬ドラゴンレディ「超浅瀬」】

思い出の一枚

僕が沖縄でダイビングを始めた頃からのお気に入りのポイントの一つに「唐馬ドラゴンレディ」があります。

唐馬No.1」と同じ座間味島の唐馬浜に並んでいるポイントの一つです。

唐馬浜にあるダイビングポイントは基本的に白い砂地が多いのですが、中でもドラゴンレディはほとんどが白い砂地のポイントです。

ポイント名の由来は、バブル期の映画「彼女が水着に着替えたら」のストーリーの中で、「ドラゴンレディ」という名の飛行機が海に沈んでいるというシーンがあり、そのロケを行った場所がこのポイントなので、そこからポイント名をつけています。

深い場所まで行くと、当時撮影に使った機体の残骸が残されていますが、僕が好きな場所は超浅瀬の「何もない場所」です。

このポイントは一見何もなさそうな砂地に棲んでいる生物を見つけたり、数少ない「」にたくさん群れている魚を見たりして遊ぶのがメインですが、誰もこない超浅瀬に行って砂地に映る波の影がユラユラするのをボーッと見ているだけでも楽しいです。

もちろん珍しい生物がいることも多く、そんな思い出もたくさんありますが、今回は僕の癒しの場としての超浅瀬の写真を紹介します。

Nikon D300 & 10.5mmフィッシュアイ(マニュアル露出,f/8,1/400,ISO200

沖縄の夏は日差しがとても強く、浅瀬になると陸上と変わらないくらい明るいです。

水中写真では光が足りない場合が多く、シャッタースピードやISO感度を上げたりしてなんとか明るさを稼ごうとするのですが、ここは陸上並みに明るいので、そんな心配は無用でスナップ感覚で撮影できます。

とても穏やかなポイントなので、初心者向けと思っているダイバーも多いのですが、生態観察や撮影などベテランでも十分に楽しめるポイントで僕は今でも大好きなポイントの一つです。