僕は夜空に関しては素人ですが、時々星の観察、というかせっかくなので撮影をします。
2020年12月21日の夜は、土星と木星が超大接近をしました。
今回はその時の写真を紹介します。
土星と木星の超大接近
月食、流星群、星の接近などの空のイベントはネット情報やメーリングリストからの情報で前もって知ることができます。
あとは当日の天気次第ですが、この日は土星と木星が超大接近するとのことで、前から楽しみにしていました。
土星も木星も身近な星としてよく観察したり写真を撮ったりしていますから。
そしてこの大接近では、両者を同じ画角に入れることができるほど近くそうで、滅多にないチャンスです。
撮影当日、期待通り晴れてくれました!
実際に肉眼で見ると、乱視の私には二つの星がほぼ一つに見えるほど近づいていました。
撮影方法は直焦点法2700mm相当で、クロップせずにこの画角に入っています。
Nikon1 V3&天体望遠鏡(マニュアル露出,f/-,1/40,ISO6400)
まあ、意味がわからない方もいるかもしれませんが、とにかく今までに見たことのないほど接近していて興奮しました。(普段から観察していると、この接近は感動モノなんです)
上の写真は木星の衛星も写るように露出を決めているので、土星は光で潰れてしまっていますが、逆に土星を優先するとこんな感じです。
Nikon1 V3&天体望遠鏡(マニュアル露出,f/-,1/40,ISO800)
クロップスするとこうなります。
土星と木星は明るさが異なるので、どちらも都合の良いように撮影することはできません。
まあ星空のイベントは撮影よりも実際にその日その場所で肉眼で見ることで感動もひとしおになるので、星空イベントを調べて見てみたいイベントがあれば、しっかりとスケジュールを合わせて準備すると良いと思います。
一生のうちに一度しかないようなイベントはどうしても観たくなりますが、いくら準備をしてもあっけなく天気に邪魔されることも多いです。
だからこそ、そんな儚い天体ショーをぜひ狙ってみてください。
ちなみに今回の直焦点法は、望遠鏡に一眼レフカメラやミラーレスカメラを接続して、望遠鏡をカメラのレンズとしてピント合わせなどをMFで行い撮影する方法です。
今持っているカメラがあれば、もちろんそれを使って撮影できます。
あとは望遠鏡と接続用のアダプターがあれば、撮影自体はそれほど難しいことではありませんので、興味のある方はぜひ撮影にもチャレンジしてみてください。
ここまでならそれほど機材も高くないですが、これ以上の撮影をしようとすると赤道儀など特殊な機材が必要になったりして沼にハマるので注意が必要ですけど(笑)。