前回の富士山五合目では秋を感じつつ歩いてきましたが、今回はさらに秋が深まり寒くなった富士山五合目御中道を歩いてきました。
秋が深まった富士山五合目御中道
またまた時間が空いてしまいましたが、久しぶりに富士山五合目自然解説員として富士山五合目御中道を歩いてきました。
例によってガイドの空き時間にRICOH GRIIを持って調査的に歩いた時の写真です。
当日は基本的には曇天でしたが、昼頃に少し青空が見えました。
とは言っても、山頂は常に笠雲の中でしたけど。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/3000,ISO400,露出補正±0)
山の中は花はほとんどなくなってすっかり寂しくなった感じですが、紅葉も始まっていたりして季節ならではの見どころもたくさんありました。
ちなみに5合目は10℃前後、山頂は0℃前後とかなり寒くなってした。
サルオガセ
他の木々が寂しいからなのか、サルオガセがとても目立っているような気がしました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/125,ISO400,露出補正+0.3)
曇天というか、霧(雲)の中にいるので水滴がついたりしてとても良い雰囲気でした。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/80,ISO400,露出補正+0.3)
マイヅルソウ
マイヅルソウはほとんどが実も落ちてしまっていましたが、いくつかはかろうじて残っていました。
もう葉も枯れてますね。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/3.5,1/50,ISO400,露出補正+0.3)
ナナカマド
富士山五合目の紅葉でもっとも色鮮やかになるナナカマド。
大きな木だけでなく、幼樹も赤く染まっていました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4.5,1/45,ISO400,露出補正-0.7)
シャクジョウソウ
シャクジョウソウもすっかり枯れてしまいました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4.5,1/30,ISO400,露出補正-0.7)
写真左のギンリョウソウも同じようにかれています。
カブトゴケの仲間
カブトゴケの仲間(ウスバカブトゴケ?)でしょうか?
湿気が高いのでコケの仲間が生き生きとしていました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5,1/40,ISO800,露出補正-0.7)
イタドリ
イタドリもすっかり枯れてしまって写真映えしませんが、記録として撮影。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/125,ISO400,露出補正±0)
ダケカンバ
ダケカンバも林も紅葉して黄色っぽくなっていました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/60,ISO400,露出補正+0.3)
葉もかなり落ちてきて秋から冬への季節の移ろいを感じます。
コケモモ
コケモモはもう実が落ちていると思ってましたが、場所によっては今が食べ頃という実もありました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/30,ISO400,露出補正±0)
昨年も気になりましたが、ミヤマハナゴケ?(白いフサフサしているコケ)の中にポツンとあるコケモモの実がクリスマスを連想させます。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/90,ISO400,露出補正+0.7)
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/160,ISO400,露出補正+1)
カラマツ
最後は落葉針葉樹として知られるカラマツの紅葉。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/180,ISO400,露出補正+0.3)
本格的な紅葉はこれからですが、すでに黄色く色づいている部分もありました。(カラマツは黄色く紅葉します)
まとめ
かなり気温も低くなってきて、山頂はやがて雪が降るでしょう。
それでも冬になる前の最後の季節を楽しむことができました。
今年の富士山自然ガイドも予定ではあと1回残っています。
日ごとに冬に向かっていく御中道を最後まで楽しみたいと思います。