しゃんぽ【富士山五合目 御中道(2019年9月14日)】

しゃんぽ

前回から1ヶ月近く空いてしまいましたが、久しぶりに富士山五合目の自然ガイドで山を歩いてきました。

秋になった富士山五合目(御中道)

自宅を出る時には雲で富士山は見えませんでしたが、五合目に到着すると青空が広がっていました。

ただ、見ての通り時おり雲(霧)がやってきたりして、午後には雲の中に入ってしまいました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/160,ISO100,露出補正±0)

山の中はもうすっかり夏が終わり、花も少なくなっていました。

しかし、花が終わっても実がなるなど、次への命をつなぐ準備が始まっていて見どころはたくさんありました。

今回はそんな秋の富士山五合目(御中道)を紹介したいと思います。

 

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲはほとんどが種になっていました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/80,ISO400,露出補正±0)

しかし、一つだけ日陰にひっそりと咲いている花を見つけました。

おそらくこれが今年最後の花でしょう。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/3.2,1/125,ISO400,露出補正+0.7)

 

シャクジョウソウとギンリョウソウ

今年見つけたシャクジョウソウ(右の1本)とギンリョウソウ(左の5本)はかなり大きくなって、少し枯れ始めているようにも見えました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/30,ISO400,露出補正±0)

 

ベニテングタケ

写真を撮りやすい場所に目立って生えていたキノコ。

いかにも「毒キノコ」という感じですが、見かけ通り毒キノコのベニテングタケです。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/40,ISO400,露出補正±0)

 

コバノイチヤクソウ

コバノイチヤクソウはたくさんありましたが、全てこのように実(種)?になっていました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/30,ISO400,露出補正-0.3)

 

コイチヤクソウ

コバノイチヤクソウよりも数が少ないコイチヤクソウも同様ですが、花の時よりも見つけやすくなった気がします。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/60,ISO400,露出補正±0)

 

コケモモ

コケモモの実は今がまさに食べごろでした。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/250,ISO400,露出補正±0)

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/160,ISO400,露出補正±0,エフェクト:雅)

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/250,ISO400,露出補正±0,エフェクト:雅)

でも、日陰にあるのはまだ青かった。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/100,ISO400,露出補正-0.3)

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/125,ISO400,露出補正±0)

 

ミヤマフタバラン

ミヤマフタバランもたくさんありましたが、すでに枯れているものばかり。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/180,ISO400,露出補正±0)

 

マイヅルソウ

マイヅルソウは実がなっているのを探しましたが、ほとんどがすでに落ちているようで、思ったほどはたくさんありませんでした。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/90,ISO400,露出補正+0.3)

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/125,ISO400,露出補正+0.3)

 

スギゴケの仲間

詳しい種類はよくわかりませんが、スギゴケの仲間だと思います。

蒴(さく)と呼ばれる胞子の入ったカプセルが伸びていました。

雨に濡れていたらかなり良い雰囲気になりそうです。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/30,ISO400,露出補正±0)

 

ヒメミヤマウズラ

前回と全く同じ個体です。

かなり開花が進んでいました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/100,ISO400,露出補正-0.7)

 

アキノキリンソウ

アキノキリンソウも枯れ始めていて、「一応撮っておいただけ」という感じです。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/90,ISO400,露出補正-0.3)

 

イワオウギ

イワオウギも全て種(豆)になっていました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/320,ISO400,露出補正±0)

 

コメツガ

コメツガの松ぼっくりは小さくてかわいいです。

たくさんありました。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/320,ISO400,露出補正±0)

 

シラビソ

シラビソの松ぼっくりは大きくて黒くてあまり見栄えは良くないかもしれませんが、普段は見ることのできない高さにあるので観察できるのは貴重です。

ただ、前回と全く同じ状態でした。

RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/250,ISO400,露出補正-0.3)

 

まとめ

久しぶりの富士山五合目は登山シーズンも終わり、すでに肌寒くなっていました。

また種や胞子など次への命の準備やキノコが目立ち、夏とは全く異なる雰囲気でした。

このままどんどん寒くなり、あっという間に雪が降り冬に入りそうですが、来月も何度か行く予定になっていますので、残り少ない山歩きシーズンを楽しみたいと思います。