今回の思い出の一枚は「星の軌跡」を紹介します。
星の軌跡を撮影するには、街明かりが少なく星がよく見えることは当然ですが、撮影している一定の時間に車の通過などによる人工の光の影響がないことが条件です。
今回の写真は富士山の見える富士吉田市の農村公園の駐車場で、夏に撮影しました。
夏の富士山は星だけでなく「登山者の明かり」も写し込むことができるからです。
そして富士吉田市などの富士北麓から見る登山者の明かりの軌跡は「人」という文字になります。
さて、この日は2時間ちかくかけて400枚ほど撮影したのですが、途中何度か車が通過してしまいました。
ヘッドライトで手前の林を照らしながら通過するとほぼ真っ白になってしまうので、そのカットは使えなくなります。
せっかく長時間頑張っているのが水の泡となってしまってガッカリですが、一般道に面した駐車場での撮影なので仕方ありません。
結局ヘッドライトの明かりの影響のない連続した97枚分のみを比較明合成をして完成させました。
ちなみに、林の緑も少しだけ表現できるようにヘッドライトでわずかに照らされたカットを使用してみました。
Nikon D800 & 24-70mm(マニュアル露出,f/4,15秒,ISO800)
*97枚を比較明合成
このような比較明合成は一見難しく思えるかもしれませんが、撮影時に正しい設定をしっかり行えば撮影中は待っているだけです。
撮影後の合成もソフトが自動的に行ってくれるので、あなたが思っているよりずっとも簡単なんですよ。
今はフリー(無料)の合成ソフトもいくつかありますしね。
このような「星の軌跡の撮影方法を知りたい」という方は僕が講師をしている世界最大級のオンライン学習サイトUdemy で撮影方法を解説しているコースを公開していますのでよろしければ参考にしてみてください。
もちろん書籍やネットからでも十分情報を得ることはできますが、Udemyの講座は動画を見ているだけで体系的に学べますので便利です。
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