カメラを持って写真を撮りながらの散歩(しゃんぽ)。
7月18日にGRIIを持って富士山五合目 御中道を再び歩いてきました。
GRIIを持って富士山五合目 御中道を歩く
前回(7月5日)から少し時間が経っているので、山の中の花々も随分と開花が進んでいました。
富士山五合目には普段はあまり見られない高山植物がたくさんあります。
そして短い季節の中で植物たちが懸命に世代交代をしていく様子を観察するのも興味深いです。
行く度に新しい発見があるので、何度歩いても興味が尽きません。
今回もガイドの下見をする中で機動力と画質に優れたRICOH GRIIで撮影。
ズームがないので画角が制限されますが、そんな中で撮影をするのも楽しいです。
マイヅルソウ
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/250,ISO400,露出補正+0.3,エフェクト:雅)
マイヅルソウはとても小さいのですが、斜面に咲いている場合には煽って撮影することができます。
接近して撮影できるので、GRIIの28mm(35mm換算)という広角レンズでも、背景を十分にボカすことが可能です。
特に被写体(ピント面)と背景の距離の差がある状況で撮影すると背景が大きくボケるので被写体が際立ちます。
また、花が白いので背景のキラキラと被らないように構図を整えました。
マイヅルソウの足元にあるのはさらに小さいコケの仲間です。
ミヤマハンショウヅル
ミヤマハンショウヅルが咲き始めました。
しかもマイヅルソウと一緒に撮影できる場所を発見!
なんとかして両方にピントを合わせて撮影できる構図を探しました。
また、見つけた時にはちょうど日が差しいていました。
このような時に逆光気味にするとGRIIではゴースト(本来はそこにはない、レンズ内で反射した光の像)が出てしまうことがあるのですが、光が降り注いでいるようなゴーストだったので画面を見ながらあえてゴーストを入れてシャッターを切りました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/180,ISO400,露出補正±0,エフェクト:雅)
ただ、この場合マイヅルソウが白くて露出オーバー気味だったので、日差しがない時に撮りたいと思っていたら、帰りにはちょうど雲が出てきて日差しがなくなりました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/125,ISO400,露出補正+0.3,エフェクト:雅)
どちらの写真が良いか自分でも迷ったので両方載せてみましたが、
改めて並べてみると僕は多少白とびしていても日差しのある写真の方が好みですね。
ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウはまさに花盛りで、色々な場所で咲いていました。
斜面に1本だけ咲いていた淡い色の花は逆光気味の背景で山中にひっそりと咲く感じを表現。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/60,ISO400,露出補正+0.7,エフェクト:雅)
小さくて可愛いカラマツの幼樹の周りに群生していたのはワイワイと賑やかな感じで撮影してみました。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/180,ISO400,露出補正+0.7,エフェクト:雅)
どちらも同じベニバナイチヤクソウですが、咲いている場所によってかなりイメージが変わりますね。
コケモモ
コケモモは陽当たりの良い場所では見事に満開でした。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/1250,ISO400,露出補正-0.7,エフェクト:雅)
この場所は特に群生している僕のお気に入りの場所で奥に見えるのは富士山の山頂です。
日差しが強く普通に撮ると白っぽい花は露出オーバー(白飛び)になってしまうので、花の色がしっかり表現できるようにやや露出を落として撮影しました。
同じ場所でグッと近づいて撮影。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/2000,ISO400,露出補正±0,エフェクト:雅)
近づくことで被写界深度が浅くなります。
構図を考えて手前にある花にピントを合わせました。
どちらの写真も花の色をしっかり表現したかったのでやや露出を落としていますが、本音を言えば全体的にもう少し明るい方が好みです。
ただ、そのような撮影条件を求めると日差しのない(コントラストの低い)曇りの日など今度は青空は入らなくなるんですよね。
人生と同じでなかなか全てが思い通りにはならないものです。
まとめ
今回の富士山五合目は、花もたくさん咲き出して、日差しにも恵まれてとても楽しく歩くことができました。(下見ですけど)
山の夏は短いのでその時にしか撮れない被写体がたくさんあります。
これからも積極的にカメラを持って歩きます!