何度か登場しているナカモトイロワケハゼですが、お気に入りが多いのでまた紹介します。
この写真はこれまでに紹介した、人間が住居を提供して棲みついたのではなく、本当に偶然現れたと思われます。
ある時、海がシケた後に砂辺に潜りに行ったら、すでにダイビングを終えて上がってきたガイド仲間が「ナカモトイロワケハゼみたいなのがいた」と話してくれたので、僕もそのダイビングで確認しにいきました。
間違いなくナカモトイロワケハゼでした。
その時には数mの水深にいたのですが、本来はもっとずっと深い水深で見られる魚です。
さらに、発見した当時は自然の貝殻に棲んでいたことなどからも偶然たどり着いたのではないかと想像します。(写真に写っているビンはその後に誰かが提供したものです)
しばらくは棲みついていましたので、潜れるチャンスには積極的に撮影しにいきました。
だって、こんなに簡単に潜れる環境にいるのは極めて貴重ですから。
そんな中で撮影したあくびのシーンです。
FUJIFILM S5Pro & 105mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/8,1/125,ISO100)
多くのダイバーが訪れすぎたのか、やっぱり水深が浅すぎたのかはわかりませんが、しばらくしてからいなくなってしまいました。