ダイビングゲストからのリクエストもあり、一緒によく撮影した被写体です。
この「イソギンチャクモエビ」はどこにでもいる、全く珍しくもないエビです。
イソギンチャクの仲間に棲んでいることが多いので、見つけるのも難しくはありません。
僕が沖縄でガイドをしていた頃は、このイソギンチャクモエビに限りませんが、「一つの被写体をゆっくり撮影したい」というリクエストが多く、環境の良い場所を見つけては心ゆくまで撮影してもらったものです。
この写真は「ミズタマサンゴ」というポヨポヨしたサンゴに乗っている構図です。
ミズタマサンゴもたくさんあるので、探すのに苦労することもありません。
潜り始めて早い時間で見つければ、そのあとはずっと同じ場所で撮影していることもよくありました。
ミズタマサンゴは色も淡くて、フワフワ感のある写真にしやすいです。
絞りを開け気味にして、露出もマニュアルで明るめにして再現性が出れば、あとはピントと構図に集中して撮るだけです。
FUJIFILM S5Pro & 85mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/6.3,1/100,ISO100)
とは言っても、生き物なので動きますから、撮影には時間が必要なんですよね。