今回の思い出の一枚は「サンゴのポリプ」です。
サンゴの仲間は「ポリプ」という触手のような物を出してプランクトンなどを捕食します。
サンゴは植物ではなくて動物の仲間ですからね。
さて、そんなサンゴにも様々な種類がありますが、今回の写真は「イソバナ」だと思います。
「思う」というのは、普通沖縄でみられる「イソバナ(リュウキュウイソバナ?)」はかなり大きくなりますが、これは数cm程度の大きさでした。
岩場などにこのサイズのイソバナをよく見かけますが、おそらくこれ以上成長できる環境ではないのでしょう。
ちなみに、このポリプ、触ってしまうと引っ込んでツルツルした骨格だけになってしまいます。
この写真のように花が咲いている感じにするには、あまり刺激を与えないように撮影する必要があります。
そんな生態はさておき、個人的にはこの写真の背景が気に入っています。
ちょうど緑色の海藻があったので、それを利用して赤と緑の配色になるように構図を考えました。
なんか「和」の感じがしませんか?
FUJIFILM S5Pro & 85mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/5,1/125,ISO100)
そして、「水中の感じ」がないので、あまり詳しくない人が見たら、「どこで何を撮った写真なのかわからない」のではないかと思います。
そんな意外性も含めて、お気に入りの一枚です。