2020年2月1日〜2月5日に与那国島にロケに行ってきました。
いつもお世話になっている沖縄のクライアントさん(ロケコーディネーターさん)からの仕事ですが、これまでにも何度か同様の業務を仰せつかり、今回のロケ地は与那国島というわけです。
水中の360°VRパノラマの撮影が中心ですが、今回は水中動画や空撮も合わせて行うことになっており、しかも僕一人での単独ロケです。
これまでの同様の仕事も同じようにほぼ丸投げで業務をいただいていますが、沖縄生活が長かったことや沖縄の海仲間のつながりを信用していただき、任せていただいております。
というわけで、単独ロケですが、ロケ中の行動を写真と共に紹介します。
まずは那覇まで
スケジュールの都合上、今回は夕方の便で那覇入りして、翌日の朝一で与那国島に向かう予定です。
ということで、まずは羽田空港。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/7.1,1/250,ISO100,露出補正+0.7)
日没前には那覇空港に到着。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5,1/125,ISO800,露出補正+1.0)
この時期にしては珍しくいい天気です。
明日からもいい天気であってほしい。
そして那覇に滞在する時にはいつも沖縄のバイク仲間に会います。
今回も楽しくゆんたく(おしゃべり)してきました。
RICOH THETAで360°撮影してミラーボール加工
与那国島一日目から全力
朝一の便で与那国島に到着。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/5.6,1/1600,ISO400,露出補正+0.7)
そのままレンタカーを借りてダイビングサービスへ。
サービス到着後はバタバタと準備をして3ダイブしました。
今回の撮影目的の一つはハンマーヘッドシャークの動画です。
この時期の与那国島では高確率で見ることができるのですが、撮影環境はあまりよくありません。
というのも、流れが速く、水深も深いので、長時間潜っていることができないのです。
この日は3ダイブして3ダイブともハンマーヘッドシャークを見ることはできましたが、使える動画が撮れているかどうか・・・
そんな素材を確認する間もなく、天気がいいうちに他の素材も撮れる時に撮ってしまいます。
これ、僕のロケの基本です。
出来る時には全てに全力投球。
いつ状況が変わるかわかりませんからね。
まずはダイビングの休憩中に日本の最西端へ。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/250,ISO100,露出補正-0.7)
最西端の岬、西崎(いりざき)からドローンを飛ばして空撮。
ドローン(DJI PHANTOM 3 Advanced)による静止画
天気に恵まれて良い撮影ができました。
でも、やっぱりドローンの画質よりもGRIIの方が好き。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/250,ISO100,露出補正+0.3)
ダイビングが終わったら夕方までロケハン。
今回は野生の与那国馬の360°VRパノラマ撮影も予定しているので良い場所を探します。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/180,ISO100,露出補正+0.3)
ちなみに、この馬くんだけタテガミがチリチリで可愛かった。
島をほぼ一周してきました。
疲れ果ててぐったり。
2日目は天気が下り坂
夜明け前から島の東端、東崎(あがりざき)へ向かいます。
ちなみに、沖縄では東を「あがり」、西を「いり」と読みます。(例えば西表島)
太陽が上がって入るからですね。
今日もいい天気になりそうです。
Nikon D800 & 24-70mm(絞り優先オート,f/11,1/6,ISO800,露出補正-0.7)
ここで360°VR撮影をすることにしたので、明るくなるのを待ちながら、たくさんいる馬を撮って遊ぶ。
Nikon D800 & 24-70mm(絞り優先オート,f/11,1/100,ISO800,露出補正-2.3)
シルエットばかりではつまらないのでストロボも使ってみる。
Nikon D800 & 24-70mm(絞り優先オート,f/11,1/160,ISO800,露出補正-2.0,ストロボ使用)
その後360°VR撮影を行い、1本目のダイビングに間に合うようにダイビングサービスに直行。
Nikon D800 & 24-70mm(絞り優先オート,f/11,1/40,ISO100)
この日は4本潜りました。
そのうち1本だけ海底遺跡へ。
海底遺跡での360°VRパノラマも今回のミッションです。
ただ、この時期はほとんどがハンマーヘッドシャーク狙いのダイビングなので、この滞在期間中に海底遺跡に潜れるのはこの1本だけ。
結構流れてて大変でしたが、どうにか撮影できました。
しかし!
宿に戻ってからSDカードのエラーでデータが読み出せません!
ここでSDカードをいじってデータを消してしまうのは最悪なので、帰ってから専門のサービスに依頼することにしました。
で、帰宅後にどうにかデータ復旧。
もちろん有料ですが仕方ないです。
ちなみに、海底遺跡では全て360°撮影ですが、水中写真がないのも寂しいので、浮上前に適当に撮った写真をクロップしてそれらしく。
SONY α6000 & SAMYANG 7.5mm FISH-EYE(マニュアル露出,f/5.6,1/250,ISO400)
上の写真は実はこうなってます。
こんな写真をつなぎ合わせて360°VRパノラマを作ってます。
もう一枚遺跡っぽいところを。
SONY α6000 & SAMYANG 7.5mm FISH-EYE(マニュアル露出,f/5.6,1/250,ISO400)
ちなみに、他の3ダイブは全てハンマーヘッドシャーク狙いでしたが、どれもイマイチ寄りきれず。
うーん、なかなかに厳しい。
ダイビング後は前日とは別の場所に空撮をしに行ったけど、天気も悪く風も強くなってきて、思ったように撮れませんでした。
前日に撮っておいてよかった。
ちなみに夕食はダイビングサービスさん併設のホテルでこんな感じ。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/30,ISO1600,露出補正+0.3)
与那国島なのでカジキ料理が多いです。
そして近くの商店でデザートに買ったアイス。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/50,ISO1600,露出補正+0.3)
こちらも沖縄ならではの「ちんすこうアイス」。
3日目の天気は・・・
3日目は朝から天気が良くありませんでした。
一応早朝から出かけたけど、雨のため陸上の素材は何も撮れず。
そのまま4本潜りましたが、こちらもなかなか厳しい状況でした。
というわけで、この日はなんだか収穫が少なかった感じです。
夕食はモリモリでしたけど。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/45,ISO3200,露出補正+0.7)
最終日、帰ります
与那国島最終日。
今日もベストを尽くすべく、朝から東崎へ。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/160,ISO400)
やはり青空がないとダメですね。
ってことで、飛行機の時間まで撮影に行きましたが良い素材は撮れず。
那覇空港に向かいます。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/8,1/125,ISO100)
懐かしい風景に戻ってきました。
そのまま空港で乗り継ぎなので、いつも那覇空港での待ち時間に食べるA&W(エンダー)のモッツァバーガー。
RICOH GRII(絞り優先オート,f/4,1/50,ISO1600)
羽田行きの出発が遅れて、羽田からのバスへの乗り継ぎが超ギリギリでしたが、どうにかその日のうちに家にたどり着くことができました。
まとめ
久しぶりの沖縄。
しかも単独ロケでした。
自然の撮影は天気の影響をモロに受けるので、僕はチャンスがある時には休む間も惜しんで積極的に撮影します。
今回はロケ後半で天気が崩れてしまったので、結果的に前半の素材に助けられました。
もちろんその逆の場合もあるので、前半良かったからと言って後半に手を抜くのはもったいないです。
ただ、そうなると常に全力行動なのでとにかく疲れますけど。
これが他の人と同行だったら、気を使って休みを入れたりすることもあるのですが、自分一人なら行けるとことまでは行きます!
そんなこともあるので一人で行かされるのかな?と思うこともありますが、逆にその方が気楽にできるので助かります。
そして、後日、納品した素材が公開されました。
「OKINAWAロケーション動画MAP」というサイトで見ることができます。
今回の与那国島での素材は「八重山諸島」の方にあります。
また、「本島・慶良間諸島」の方の海の映像(360°VRパノラマ)は過去にいただいた仕事で撮影したものです。(空の映像は違いますけど)
このサイトでは沖縄の様々な場所の貴重な映像素材を見ることができるので、ぜひ色々と見てみてください。
そして、今後も水中360°VR素材を増やすべく、お仕事をいただければ嬉しいです。