何の写真かわかりますか?
知らない人から見たら何の写真か全くわからないかもしれませんが、「ハナイカ」というイカの仲間です。
一般的なイカは白っぽい色をしていることが多いですが、このイカは名前の通り派手です。
しかも、ダイビングガイドとしても、ダイビング中に見ることは稀な方です。
見つけたら絶対にゲストに紹介しますね。
ところでこのイカは岩の下などにいることが多いのですが、あまり刺激を与えなければ、海底をゆっくり歩くように移動することもありますし、ゆっくりと泳いで移動することもあります。
極端に刺激を与えると速く泳いで逃げてしまいますが、そっと見守る程度ならゆっくりとした動きなので写真も撮りやすいです。
この時は、海底が白い砂地だったこともあり、背景がスッキリして被写体であるハナイカがわかりやすく表現できました。
FUJIFILM S5Pro & 85mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/11,1/60,ISO100)
陸上の生物だと、雰囲気としては「ハナカマキリ」に似ているように思います。
「ハナカマキリ」は「ラン」などの花に擬態していますが、水中にはこのような花はありません。
一体何のためにこんな体なのでしょうね?