今回の思い出の一枚は「メレンゲウミウシ」です。
やや大型になるウミウシで、真っ白な体に黄色いフチ取りがあります。
形はイロウミウシの仲間で、一般的なウミウシらしい?形です。
ウミウシは全体を入れて撮影してしまうと図鑑写真のようになってしまい、僕としては好きではありません。
もちろん見つけた時には図鑑写真としても使えるように一応全体像も撮影はしますが、美しいウミウシの場合には少し工夫して「面白い絵は作れないか?」と考えます。
特に大型のウミウシで色や形が美しい場合には、切り取り方次第で面白い写真になることが多いです。
今回の場合はほぼ正面から、両方の触覚にピントを合わせて、後ろにある二次鰓(フサフサした部分)をボカして入れました。
実は、僕はこの構図はよく使います。
ただ、メレンゲウミウシの場合は体が真っ白なので、背景を真っ黒にして引き立てたいと思い、シャッタースピードを速めにして背景の光を入れないようにしました。
FUJIFILM S5Pro & 105mmマクロ & ストロボ(マニュアル露出,f/5,1/125,ISO100)
こうすることで、背景の明るい写真よりはブレる可能性が少なくなるので、撮りやすくもなります。